収入アップを目指した転職は慎重に!

現在エンジニアとして働いている人の中には、収入をさらにアップさせたいと考えている人も多いでしょう。一口にエンジニアと言っても様々な職種があり、業務内容やスキルなどによって収入が変動しやすいと言われています。そのため、エンジニアは転職によって収入アップを狙うケースも少なくないようです。
しかし、収入アップを理由に転職を考える場合、押さえておきたいポイントがいくつかあります。まず挙げられるのが、自分の収入が果たして低いのか高いのか、エンジニアの平均年収と比較してみることです。その際には、同じ年代でもシステム開発やテクニカルサポート、アナリスト、コンサルタントでは収入が異なるため、自分の職種で平均を調査しましょう。
さらに、年収だけではなく時間外手当の実態を把握しておくことも重要となってきます。一見して年収が高そうな職種でも、時間外手当で収入が底上げされているケースがあるからです。つまり、労働時間が長いという実態の反映でもあります。
次に、現在の仕事でスキル以上の給与をもらっていないかどうかです。この場合では、転職することによって逆に収入が下がってしまう可能性があるため、注意しなければいけません。転職の際に利用する求人サイトなどでは適正な収入を診断してくれるものもありますが、その多くは高い額で表示される傾向にあります。
そのため、転職によって必ず収入がアップすると思い込んでしまうのです。それを避けるには、エンジニアの転職に強いエージェントなども活用しながら、正確にスキルを診断してもらったうえで、転職活動を支援してもらうと良いでしょう。